獣害防除の勉強会
樹木を獣害から守るには、人間はどうすべきかという勉強会に行ってきました。
山林における獣害とは、植栽木や立木が食べられたり傷付けられたりする事を指します。
例えば、
鹿に植栽した苗木の若葉を食べられて苗木が枯れる、変形する
熊に皮を剝がされて立木が枯れる、虫が入り変色する
などがあげられます。
勉強会のテーマは、【守りと攻め】
【守り】
・単体で植栽木を保護
・植栽地をネットや金網で囲う
・穂先に仕掛けをし、食べにくくする
・大きな音などで威嚇
・忌避剤の散布
【攻め】
・捕獲
野生動物の習性を利用します。
例えば、
鹿は、塩分を求めて凍結防止剤をや鉄製品を舐めに来ます。
罠の餌を「岩塩」や「米ぬか」にする
また、地面に近いものを食べる時には口の近くに
前足を置くので餌と罠の位置を考えて配置など、
野生動物によって方法や誘引物を変えるのも効果があります。
人間は、山林から多くの恵みをもらっています。
豊富な資源の中には、代用品が無いものも多くあります。
自然相手の仕事をしている限り、山林は
野生動物の住み家だということも忘れない様にしなければなりません。